古代以外の観光:シンタグマ、中央市場他[ギリシア・アテネ 2019.1]

アテネと言えば古代ギリシア。
2000年前の栄光に思いをはせるのもいいけど…、等身大のアテネも見てみたい。
2.5日間の滞在で社会の内奥に迫ることはできないけれど、街の雰囲気はあじわいました。


シンタグマ

わたしはシンタグマ地区のアパートに滞在しました。ということで、シンタグマから。


シンタグマといのはこれ👆、国会議事堂のこと。
もともとは、近代ヨーロッパ人が総力を挙げて憧れのギリシアをトルコ(イスラム勢力)から取り戻した近代ギリシアの建国時、1842に、
初代ギリシア国王としてやってきたバイエルン(現ドイツ)の王子の宮殿として建てられた。

1931年からは国会議事堂として使われている。
建物正面に独立戦争を弔う碑があり、衛兵が交替で守っている。
国会議事堂が靖国神社を兼ねており、皇宮警察がそれを守ってるって感じかな😵

国会議事堂の周りにはバカでかい国立庭園がある。

地下鉄のシンタグマ駅はこんな感じ。ここから地下に入っていく。
駅周辺は繁華街で、高級ブランド街もちらっとある。
交通は便利だし、レストランやスーパーもあるし、SIMも買えるし、銀行もある。
知らない街での初めての滞在場所としては、とても便利だった!

しかし、1月11日にシンタグマ前でデモをやっていてえらい目にあった。
道路が封鎖されてバスがこない。電車は動いているけど、シンタグマ駅は通過。
その日の夕方、隣のモナスティラキ駅からシンタグマ駅まで電車で帰ってきた(はず)のだけど、
シンタグマ駅を通過され、二駅ほど離れた駅まで連れていかれた。
そういえば、そんなアナウンスされていたかも…。

しかたがないので反対の電車に乗り換えてモナスティラキ駅まで戻り、
モナスティラキから結局歩いて帰ってきた。徒歩20分ほど。
大変だったけど、駅が閉鎖されるなど日本ではあまり味わえない経験だから、まいっか。



中央市場

中央市場の近隣駅はモナスティラキ駅(右側の建物)。古代アゴラの近隣駅でもある。

中央市場はオスマントルコ時代に設置されたんだって。
夕方だったのであまり活気がなく、思ってたより面白くなかったなあ。

でもね、周辺の物価が安かった。
アテネには、わたしの大好物のアラブ菓子の店がたくさんある。
その中でも、市場のそばのアラブ菓子が、バカ安くて(シンタグマの1/3くらい)、一番おいしかった!

こんなの👇。本当は、何百グラムとか、ごっそり買うんだろうに、
これを一個とあれを一個と、ってちびちび買っても全然嫌がらずに対応してくれた。これでたぶん200円しなかったと思う、たしか。

ミトロポレオス大聖堂

「アテネ随一の格式と美を誇る」教会ならしい。

ここは、あえて訪れたのではなく、
わが家(B&B)のそばだったので、毎日否が応でも通りかかる場所。

独立後の比較的新しい建物。1842年着工、1862完成。大統領の宣誓式など国家的行事も行われるとか。
中に入ると、すっごく厳かな雰囲気で、のんきな観光客的態度でずかずかと歩き回るのははばかられた。
古代のギリシア神殿とは全く異なり、ローカルな信仰が実に生々しく感じられる、まさに神聖な空間でした。



フードを少し

この辺の、シンタグマとモナスティラキの間には、お洒落なカフェや店がたくさんある。

冬のヨーロッパの風物詩、焼き栗屋台もあったよ~~😋

おしゃれなカフェと言えばプラカ。あと郊外のおしゃれなレストランにも行ったのだけど、どちらも写真を撮ってなかった😰
レストランには当たりはずれがあったけど…、
なにしろ素敵そうなレストランはたくさんあったので、開拓するとさぞかし楽しそう!

アウトレット

いきなり場所が全然違うけど、ついでにファクトリーアウトレット。
これはアテネ国際空港のすぐそば。
空港で乗り継ぎの待ち時間が半日近くあったので、時間つぶしに行ってみた。
いやあ、まったくおすすめしない。つまらなかった。
ここに行くくらいなら、シティまで足を延ばして観光の一つでもした方がずっと得策だった。
店舗数はそれほどないし、かつ興味のあるブランドがほとんどなかった。
ゲスとかカルバンクラインとかフォリフォリとか、あまりかかわりないなあ…

それでも行ってみたいというかたのために、アクセスをご紹介。
バスは空港バスのどれでもOK。一つ目の停留所で降りたら建物が見えるので迷うことはない。
しかーし、すぐそこ乗車時間が1分なのにもかかわらず、料金は市内まで行くのと同じく6ユーロ。これも解せない。
タクシーは、空港では、近すぎるためか乗せてもらえなかった。

反対に、アウトレットから空港へのアクセスは、アウトレットのインフォメーションデスクでお願いするとタクシーを呼んでもらえた。片道7ユーロ。二人以上ならバスよりお得です。

まとめ:近現代のアテネ

以上、テーマが古代以外の、アテネの観光地をちらほらご紹介しました。
現在のアテネは、西欧、東欧、アラブが交わる、田舎の都市という感じですかね。
予想通りだったし、予想が検証できて面白かった🙆(☛意外と知らないギリシア


その他のギリシア旅行記事はこちら☛ ギリシア旅行の記事マップ



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