パワースポットな寒川神社でフルコース。ご祈祷、内奥の神苑へ、そして薪能!

寒川神社って…、じつは初めて聞いた💦
薪能が開催されるという情報をゲットして、しかも無料で😮、
行ってきましたよ~~。
でもって、
薪能はサイコー、毎年行きたい!!
それだけじゃない。神苑がとっても素晴らしかった==!



寒川神社

寒川神社は相模国の一宮です。
言い換えると、神奈川県エリアで最も由緒正しい神社ってこと。
古代の律令国家時代に、中央政府から派遣された国司(行政官)が、その国を治めるにあたり最も重要視した神社ってことですね。

古代の人が「すごい」と思うツボは、だいたいのところ、人知を超えたパワーなんでしょうが、
寒川神社のパワーってば、天文学的に説得力あり!

難しいことはわからないが…、
「春分・秋分の日の、日の出・日の入の位置を直線で結ぶと…」(「方徳資料館展示解説シート」展示解説①)

「方徳資料館展示解説シート」展示解説①より

富士山や出雲大社といったスーパースターと並び、
寒川神社も、そのレイライン(光の道)とやらに位置するらしい!!

加えて、わたし、つい最近、レイライン上でお隣の、上総国の玉前神社にもニアミスしていた(一宮町納涼花火大会に行ってきた!)。
いんやあ、なんて奇遇。とうとう運が回ってきたとしか思えない!!


話を寒川神社に戻すと、
こんな由緒ある強パワーな寒川神社は、八方除けで全国的に信仰を集めています。

八方除けってのも、難しいことはわからないのだけど…、
方位信仰と関係が深いのかな~と理解した。
ドラマや漫画でおなじみの、
陰陽師に出てくる四神、玄武・青龍・朱雀・白虎とか、
源氏物語(あさきゆめみし)に出てくる物忌や方違いとか、
そんな世界のことなんだろうなあああ。たぶん。



神嶽山神苑

そんなスペシャルな寒川神社には、
ご祈祷した人しか入れない、密かな神苑(しんえん。=神社の庭園)があります。
特別感あるう~~。

ご祈祷

ということで、まずはご祈祷。
受付で名前や住所や初穂料(コース)やお願い事を伝え、申し込みを終えると、
ホテルのような待合室に通された。


人数なのか時間なのか、満が持したところで20人程度のグループが本殿に通されました。
これ以降は撮影禁止。写真無し。

簡易な装束を着て、本殿で、着席したり、起立したり、頭を下げたり、お祈りしたり。

ご祈祷が終わると、お土産、…じゃなくて神札などが渡された。
中を見てみると、出てくる出てくる、さまざまなグッヅが色々はいっていた。
右から、神札、箸、御守、土、らくがん。あとお酒ももらいました。
わたし、最低額の3000円しか納めてないのに、なんか申し訳なし…。

そしてこれ!!神苑の入苑券ゲット👍
(これは受付で初穂料を納めたときにもらったんだけどね)

いざ神苑へ!

入苑券を握りしめて、いざ神苑へGO!
本殿の側面に、本殿の奥というか裏側に通じる、秘密の入り口があるのだ。
気分が高まるう!

外門

を抜けると、手を洗う場所があったりして、

内門

何回入口があるんだ=。このもったいぶったアプローチがまたステキ。

苑内にはお茶屋(和楽亭)があり、

美味しい抹茶とお菓子をいただきました😋 しあわせー!
大きな窓から庭園を眺め、
静かで、ここちよく、何時間でもいられる~。



次は資料館(方徳資料館)
広くはありませんが、
ジオラマがあったり、模型があったり。展示はコンパクトにわかりやすい。
興味深い資料館でした。

これは、安倍晴明が祈祷している場面だって。化け物どもが微妙に可愛い。くすっ。

でかい水晶玉==!

古代の寒川神社。おーーー!



相模薪能

京都トリップのような素敵庭園を満喫した後、夕方からは薪能!
こちらが今回のメイン・イベントです。
寒川神社は、昭和45年から毎年、終戦記念日の8月15日に「相模薪能」を開催しており、
今年が50回目ということです。半世紀とはすごい。


繰り返しになりますが、薪能の鑑賞はなんと無料。太っ腹すぎる!
葉書申し込みで1000名先着順。わたしが申し込んだのが7月中旬だったので、もうダメかと思いきや、1028とナンバリングされた葉書が届きました。やったー!あれ、1000人超えてる?


当日、4:30 開場➝自由席ゲットの後、薪能の前に、
慰霊や世界平和の祈りなど、いくつかの儀式が結構長くありました。
起立したり、着席したり、頭を下げたり、なおったり。
演者である中村寛太さん、野村萬斎さん、そして宮司の対談もあった。
着物を着た司会のお姉さん、とても可愛いかった。


大型台風が迫りくる中、豪雨を覚悟で、体育館ではなく屋外で決行しようと決断されたそうです。大賛成!!
結局、雨は何度かバサーと降ってきましたが、すごいひどいことにはならなかった。
もちろんカッパは必需品ですが。

暗くなりかけたころ、とうとう薪能開幕!
残念ながら、開演中は撮影禁止なのだ。写真↓はたぶん去年のもの。
今年の演目は、国栖➝二人袴➝石橋でした。

寒川神社の公式インスタグラムより
台風は悪いことばかりでもなく、
生暖かい強風が、自然の中にいるぞ感を盛り上げてくれました。
結界の竹笹はビュンビュン揺れていたし、
「石橋」の獅子の髪の毛がワイルドになびいており、迫力が3倍増しだった。

自然の荒々しい風と、暗闇と、
そして立派な本殿の佇まいと、
美しくて迫力ある演技と音色。たまらん。幽玄すぎるうう。

惜しむらくは、三部が半能だとは知らなかった(認識していなかった)ので、
心の準備をしないままにあっさり終わってしまい、不意を突かれた。
「えっ、終わりなの?もっと見るつもりだったのにい…」

ところで、会場内は強力ライトで照らされており、
舞台も手元もいい感じにみやすかった。気がきくう。

まとめ

寒川神社のフルコース。
祈祷でパワーチャージ、神苑での~んびり、薪能で大興奮!!

寒川神社って、お金持ちなんだろうね。
隅々までお金をかけ、手入れが行き届き、サービスも二重丸な素敵神社でした。

薪能の日は、祈祷も神苑もさぞかし混むと予想していたのですが、嬉しい誤算。
予想が完全に外れ、楽々、スイスイ。
寒川神社のフルコースを十二分に堪能した==。