館山市船形、のどかな漁港と崖観音

館山市の北端、南房総市との境に位置するのが船形地区です。
崖観音は一度見ればよいし、そのほかに特にめぼしいモノもないし、
なんとなくそれほど立ち寄っていなかった。


ところが、同行した友人が、
フィンランドの「かもめ食堂」のようだと、たいそうお気に入りになったようなので、
フレッシュな目で船形地区を見直してみる。
そういえば、猛烈にのどかな地区かも。


のどかな漁港と岩ガキ

んん、そういわれたら、確かに、ありえないほど、のどかかも。
ヘルシンキっぽいかどうかは、まったくわからないが…

誰もいない公園。

静かな漁港。

ひとけのない倉庫か工場の生垣に、

大きな鳥が、ホッペをブルブル震わせていた。カモメ?

のどかというか、ひとけがない。

そんな、のどかな漁師まちの漁協が直営している「ふれあい市場」に行ってみた。
その中の、とまや御食事処に入った。

保田の「ばんや」の賑わいをうけてなのか、
最近、南房総では漁協直営の海鮮食堂がどんどん増えている。
がしかし、とまや御食事処は、そういうブームにのった漁協めしというのではない。
そういう演出感のない、それほどきれいでもない小さな食堂。
そう、田舎ののどかな食堂。

お腹がすいていなかったので、それほど期待もせずに、
お勧めの岩ガキと、好物のサザエのつぼ焼きを注文した。


うまいじゃーん!!しんせーん!
岩ガキは夏が旬なんだね。
天然の塩味がとっても美味。チュルっと濃厚でうまい!!
このあたりの海女さんが獲ってきたものなのかな。
つい、もう一個追加注文しちゃったよ。
いやあ、カモメ食堂、リピ決定!

ところで、アイスコーヒーも、220円の割にたいへん美味しかった。
一つ前の店で、まずい高級コーヒーを飲んだ後だったので、美味しいコーヒーが嬉しかった。





崖観音

ついでだから崖観音を下から眺めて帰路につこうと思ったら、
崖ホイホイな友人が階段を登り始めた。まじーっ!


この崖観音は、先述したのどかな地元漁民のかたがたの安全を祈り、
なんと717年に😲、行基というお坊さんが、崖に観音を彫ったことが始まりだそうな。

行基さんは崖をよじ登って彫刻したのかな?どやって?すごいなあ。
その頃にも、この漁村の海女さんはおいしい岩ガキを獲ってきてたのかな?さぞかしうまかっただろうな。

さて、わたしたち、えっちらおっちら階段を上りましたよ。

鋸山とは違って、意外とすぐに頂上に到着するんだよね。

頂上にある観音堂の舞台からは、館山市の内海側が一望できます。
お向かいの、山しか見えない(=建物がない)あたりが、わたしのお気に入りのエリアだな(プールのように穏やかな館山の塩見海岸)。

下を見ると、崖だよ~~。こわいよう。



まとめ

なんとも緩い記事でしたが、
長い歴史を持つのどかな漁村(船形地区)の、産業と宗教の中心地を紹介してみました🙍