イアの洞窟ハウス [ギリシア・サントリーニ 2019.1]

サントリーニでは、イアという観光集落の洞窟ハウスに泊まりました。
Airbnb で予約した一軒家。2ベットルーム、1.5バスルーム。
絶景の広いテラスと、奥まった暖かい室内。
旅の気分アゲアゲの広ーいおうちだった!
近隣を歩いても楽しいし、
できることなら1か月くらい滞在したかった==!


イア地区

イア地区は、三日月型のサントリーニ島の上側の端(北西)にある、人口1230人(2001年時点)の集落。
2010年の地方制度改革以前は、イア村という一つの基礎自治体を構成していたんだって(wiki)。イアで一つ、イア以外で一つ、島に二つあった基礎自治体の一つ。どうりで、イアには特別なまとまり感があるように思ったもんね~。
google mapより
集落は崖に沿って細長い形をしている。崖の成り立ちはこちらをみてね(☛ブラタモリ風にちょこっと地理)。

集落の西側(地図の左側)に市庁舎があり、ごちゃごちゃと楽し気な店が集まっている。東側(地図の右側)は比較的新しく開発されたように見受けられた。オフシーズンには高級ゴーストタウンとなっていた(☛崖ホイホイ)。

細長の集落を貫くようにメインの路地(Nik. Nomikou)が通っている。
メインといっても、まっすぐにでーんと道路が通っているのではなく、
グネグネと曲がりくねった細い、いわゆる路地です。石畳の路地。
そのメイン路地の周辺及び崖側全体には、車が立ち入ることはできません。路地だから。

断崖路地エリアの入り口の要所要所に共同駐車場があり、車はそこに停めて家まで歩くというシステムになっている。
上の写真は市庁舎に近いメインの共同駐車場。停める場所が決まっているわけではない。早い者勝ち。
オフシーズンでもそれなりに混んでいたので、オンシーズンは利用不可能だろうなあ。

ところで、その崖側の集落(断崖路地エリア)は、もともとは18世紀に築かれたそうですが、1956年の震災で壊滅的な打撃を受け居住禁止となり、それから20年間も放置されていたそうです(wiki)。
では20年後に崖の住人が戻ってきたのかというと、だいたいは、そうではない気がする。たぶん避難した地に住み続けたまま、崖の家(洞窟ハウス)を観光資源として再利用するケースが多いのではないかと想像する。
わたしが泊まった洞窟ハウスもその周辺も、住宅ではなく観光用宿泊施設だった。
イアの崖集落は、つまり、おもに観光用の集落なのかな~と思う。わたしの仮説ですが…。

共同駐車場から路地エリアに入ると、正面にちょっと有名な本屋があります。
「RENT A CAT €5」という看板が(わたしの)目を引く。
わざわざ借りなくても、猫ならうじゃうじゃいるから~、という洒落ね。

メイン路地からサブ路地に逸れて、もう1回サブサブ路地へ右折すると我が家があった。
路地だらけのイアは、すなわち迷路集落なんです!

おかげさまで、それほど急な階段がないレベルに家があった。

メイン路地のレベルと極端に異なるレベルに建つ家は、崖階段を昇り降りすることになります。こんなのや、あんなの…。
怖い。一回や二回は、すっころんで、頭を打って、ひどいことになる……気がする。わたしのばあい。
【c】HotelsCombined

洞窟ハウス

イアの家はどれも似たり寄ったりで覚えるのが少し難しいですが、
わたしの家は赤い扉が目印。
この門は、おそらく3軒分の共用門。
門と同じレベルに入口が一つ。
わたしの家は、くるくると2階分ほど登ったレベルに入口があります。
三つ目の住居は、わたしの家の室内からと(後述)、たぶんメイン路地からもアクセスできる。3世帯住宅的な。

わたしの家の入口はこんな感じ。玄関の前に広いテラス。

ちなみに、玄関より一つ下のレベルに、小ぶりのテラスもあり。
写真左側が我が家。右側は隣の家のテラス。
少し勇気を出せば、またいで遊びに行ける距離感。
天気の良い日に、隣のテラスで猫の三毛とサバが一匹ずつソファでくつろいでいたよ🐱

家の中は、崖を掘ってつくった洞穴です。うなぎの寝床。詳しくはこちらを(☛複雑な調和美)。
日本建築学会, 2006『コンパクト建築設計資料集成「住居」』丸善,14 

家に入ると、まずは広いリビング。
リビングのテラス側半分には大きなカウチ。
リビングの奥半分には大きなテーブルとエキストラベット。

リビングの奥がツーベットルームの寝室で、
さらにその奥がキッチン。
キッチンには、だいたいなんでも揃えられていました。

キッチンの手前には、トイレと0.5バスがある。
このシャワーは排水が心配なので使わなかった。
トイレには、もちろん紙を捨ててはいけません。紙はごみ箱へ(☛トイレ事情)。

トイレの手前に、上階への階段がある。
階段を上ると、テラス側にメインベッドルーム。

ベッドルームからはリビングの吹き抜けが見える。

ベットルームと反対側に、メインのバスルームとトイレ。

そこからまた、階上につづく階段あり。第三の家は鍵がかかっており入れません。
第三の家のメインエントランスはたぶん、メイン路地に面していると思う。

いやはや、 つい興奮して、詳しく説明しすぎたろうか…。
旅の気分アゲアゲの素敵空間だったんだよ~。

しかも、スイッチなしにいつでも温水が出るし、家の中は温かいし、
インフラが脆弱なはずの島生活とは思えない、そうとうラグジュアリーな家だった。
ただし、オフシーズンなのに一泊3万円弱だったので、それほど安くはないんだけよね。
(ただし、「スマートプライシング」の高値で購入してしまったので、運がよければ一泊2万円強だった)



絶景 

崖に張り付いた家なので、家に居ながらにして絶景が楽しめる。

このテラスで、防寒着を着て毛布をまいて、毎朝、朝食たべました。
寒かったけど、気持ちよかった!!
ちなみに、テーブルの上にいる猫は「お父さん」。一番の常連。

こちらは美人の「イアちゃん」。同じ顔した美人の「お母さん」もいる。
 イアちゃんと奥に「フィラちゃん」。フィラちゃんも美人さん。
見てください。我が家の外階段も、結構危ないんです。怖いんです。

絶景に話を戻すと、テラスからの景色はこれ。

東側方面 

目の前

西側方面


西側方面の先に見えるのが、イアのサンセットポイントとして有名な要塞。

サンセットの時間帯には、オフシーズンなのに、毎日そこそこ人が集まっていた。
イアではほとんど観光客を見かけないので、島中の観光客が同時刻にここに集まっていると思われる。
だいたい毎日通ったけど、サンセットは一回も見えなかったなあ。

ラストの朝にやっと、我が家のテラスからサンライズらしきものが見えた。

ポーター

さいごに、スーツケースの運搬について。
集落の駐車場から家まで徒歩5分弱。山あり谷あり、急階段あり。道はでこぼこ。
自分でスーツケースを運ぶのは明らかに無理。ポーターを依頼する必要あり。

見て~、スーツケースを担いで、急な階段をひょいひょい下っていくタフなお兄さんたち。崖の住人たちはすごい(☛崖ホイホイ)。

またもや、気のよさそうな真正ゾルバゲット!!(☛レンタカー事情とゾルバ系社会

その他のギリシア旅行記事はこちら☛ ギリシア旅行の記事マップ



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