カタール航空の歩き方。乗り換えは早歩きで。

いつのころからか、エミレーツやカタールなど、中東のエアラインが熱くなってきましたね。

最初は聞いたこともないエアラインで大丈夫?と思っていたけど…、さすがお金持ちの国。ひょひょいと急成長。
カタール航空は、ワールド・ベストエアライン、2017年度世界1位、2018年度世界2位(スカイトラックス)。
宣伝通り「上質なサービスをおトクな運賃で」の航空会社だね。

今回は、カタール航空の機内サービスのこととか、ドーハでの乗り換えのこととか、カタール航空での旅についてご紹介します。


旅行前

最適な選択肢

スカイスキャナでアテネ行き「最適プラン」順で検索すると、カタール航空が一人勝ち。まずはカタール航空が色々なフライトの組み合わせで紹介される。しばらく後にアエロフロートやエミレーツが出てきて、さらにもっと後になってやっとルフトハンザや全日空といったOECD諸国の社名が。
スカイスキャナー
つまり、所要時間とお値段と乗り継ぎのあんばいを考慮してみるに、カタール航空がすんごくお勧めってことなんだな。

それほどお勧めするならと、カタール航空に決定。羽田発だし、最安だし、文句のつけようがない。

特別食がすごい

カタール航空の航空券の購入やフライトの管理については、いたって普通。特に迷うことなくオンラインで完結。
でも一つだけ普通じゃないことがある。「羽田―ドーハ」間フライトの特別食のバラエティーがすごい。
ベジタリアンだけでも数種類。ビーガン的ベジタリアンや、ジャイナ教的ベジタリアンや、生野菜のみとか、なんならフルーツだけとか。
その他、低カロリー、低コレステロール、低塩、糖尿病食など、健康管理のための特別食もあり。もちろんお子様向けの食事もある。
世界中の老若男女を満足させたいようだ。
これらの特別食を、事前にオンラインのフライト管理から注文することができる。

オンラインチェックイン

カタール航空に限ったことではないが、オンラインチェックインはできればやった方がいいね。
出発時刻の48時間前から90分前までのあいだにできる(米国便を除く)。別に難しくはなく、言われたとおりにしかるべき情報を入力すればOK。

当日、空港では3時間前から荷物を預けることができる。
今回は訳あって3時間より前に空港に到着した。一番乗りかと思いきや、
なんじゃこりゃ~~!!すごい行列😱

しかーし、その行列を超えたところに、
オンライン・チェックインを済ませた人用の手荷物カウンター(Web check in bag drop )があった。

カウンターは全部で6つ。
普通エコノミーが4つ、オンラインチェックインが1つ、ビジネス以上が1つの配分で割り振られていた。
激込みだったのはオンラインチェックインをしていない人用のエコノミー・カウンターで、
オンラインチェックイン用のカウンターは私が到着した時点で3組しか並んでなかった。
(3組の割には、すごい待たされたけど…)

さらに、オンラインチェックインをすると、乗りますよ~という意思表示にもなるので、オーバーブッキングによるトラブルのリスクが、多少は軽減されそうだし。
(今回は全行程に空席があったので、そもそもオーバーブッキングの心配はなかったけど)

なにはともあれ、チェックインは事前にオンラインでやっておくが吉💁

機内サービス

「羽田―ドーハ」間はフル装備の大型飛行機。「ドーハ―アテネ」間はもう少し廉価版。
ここでは、乗機時間の長い「羽田―ドーハ」間のエコノミークラスのサービスについてご紹介します。

アメニティ

エコノミークラスでも、一人一つずつアメニティが配布されました。
 中身はこんな感じ。
靴下と、アイマスクと、ハミガキセットと、リップバームと、耳栓。すんごく使いたいものは、特になかったけど…。

機内エンターテイメント

エンターテイメントシステムは最新の設備。タッチパネルで、リモコンにも液晶がついてるタイプ。

WiFi はメールアドレスを登録して30分間無料でつかえるようです。
でも、わたしは30分間より早く失効してしまいました。30分、もしくは8MB、先にリミットに到達するまで有効だったのかな?よくわからないのですが、あまり役に立たなかった…。もちろん、お金を払えばもっと使えます。

充電

充電の設備は往路と復路で違った。
往路は、USB電源が一つ。充電は遅かった。

復路はUSB電源に加え、マルチタイプのコンセントがあった。それまで移動続きで電池が空ケツだったので、3台の同時充電ができて助かった!
コンセントの充電は普通に早い。

食事

食事はまあまあおいしかったよ。当たり外れがあったけど…。メニューをご覧ください。
往路
メニューの見方がちょっとわかりにくいのだけど、
夕飯(メイン)は、牛煮込み、焼きそば、和食の三択。
朝食が、フリッタータ、お粥、フレンチトーストの三択。
アルコールもいろいろありますぜ、って感じ。

復路
復路は、
朝食は、スクランブルエッグ、鮭の塩焼き、焼きそばの三択。
夕食(メイン)は、ビーフストロノガノフ、焼きそば、和食の三択。

こう整理してみると、どんだけ焼きそばが得意なんでしょう!!
いまさらながら、どんなものか食べてみたかったな。

あと、みなさんが寝静まったころにゴソゴソと起きていたら、
なかば無理やりお菓子をたくさん渡された。優しいね。


空からドーハ

わたしはカタールについては、「カタールアルジャジーラ」というテレビ放送局で初めて知った。というか、それくらいしか知らない。
中東の国なのに、随分リベラルなニュースをやるなあと、興味あり国の一つ。

カタール航空はドーハが拠点なので、ドーハで乗り換えることになる。
はじめてのカタール、はじめてのドーハ、ドキドキ!

機内のエンターテイメントシステムでみると、ドーハの海岸はおもしろいことになってる。ドバイのすぐそばだし、競い合ってるんだろうね。

ストップオーバーして(無料)、ちっくら街に繰り出しても見たかったけど…、今回は時間がないのであきらめたよ。だから、空の上から一生懸命ドーハを楽しんだ!
円状の町並み(左)と思ったら、高層ビル(中央)!そして、開発途中の砂漠(右)!面白い!

ドーハで乗り換え

ドーハでの乗り換えは、忙しかった!広いんだもん。
往路は1時間35分、復路は1時間15分の乗り換え時間があった。
しかーし、空港内を観光する暇はナッシング。

飛行機を出てから、まずは「arrival」の矢印にそって歩く歩く。どこまでも。

やがてセキュリティに到着するので、検査を通過する。ここも広い。人がたくさん。
ここで水は没収されます。

次が一つの勝負所!!
人混みをかきわけ、電光掲示板から自分のフライトを探しあて次の出発ゲートを突き止める!
フライトがたくさんあるし(ハブ空港だね!)、
電光掲示板の情報が点滅してずんずん流れていくし、
近視で良く見えないし、
大きな人間がたくさん群がってるし。
もう、人混みをかき分け前にしゃしゃり出てゲートを確認しましたよ!

ゲートを確認したら、そのゲートに向かって再び歩く歩く。どこまでも。(復路にはシャトルがあった。矢印通り歩いただけなので、同じ道のりか否かは不明)

おお、やっと搭乗ゲートにたどり着いた。
ちょっと、少しだけトイレに行ってきていいですか?って聞いたら、
もうラストコールだから、さっさと搭乗してくださいと言われた…。
ええ~、わたし頑張ってえらかったじゃん。いっときも時間を無駄にせず、迷いもせず、まっすぐここにたどり着いたじゃあ~ん。トイレにも行く時間がないなんて~~!

搭乗ゲートを通過して、次はバスに。
バスが満員になるまで少し待ち。ええ~、トイレに行く暇あったじゃーん。
まあスタッフの方々は多くの人間を相手にしているのだから、少しでも確実にさばきたいんだろうね。それもわかるけどさあ~。

ドーハの1月は暖かだった。モッとして南国な気分。極寒の東京とアテネのあいだの、ひとときのやすらぎ。

飛行機に乗り込んで、また空からの観光。あっ、地図と一緒だ!

そして、ドーハからアテネへのフライトは、ガラガラだった。

ちなみに、復路の乗り継ぎも要領は同じ。
勝手がわかっていたせいか、より余裕で攻略できました!
トイレと間違ってお祈りルームに迷い込んでしまい、楽しかった。
セキュリティで水を没収されたからカフェでエビアンを買ったら3ユーロもした。しかもお釣りがドーハの通過だった。
いろいろと、一瞬のドーハをエンジョイできた🙆

まとめ:乗り換えは甘く見ないように

カタール航空は宣伝通り「上質なサービスをおトクな運賃で」でした。
オンラインでのフライト管理も機内サービスも、なんら文句なし。普通に楽しみました。
一瞬のドーハ観光もアゲアゲ。

しかし、乗り換えは甘く見ないように。
ドーハ空港はべらぼうに広い。まずは乗り継ぎの搭乗ゲートに向かって、まっしぐらに突き進むことをおすすめする。搭乗ゲートに着いて時間に余裕があれば、トイレとか空港内の観光に目を移そう。