円覚寺の初詣。穴場じゃ~ん

2月に初詣の話って恐縮ですが…、
(私事ですが、12月・1月は多忙。そろそろやっと余裕ができてきた…)
鎌倉にある円覚寺の初詣がガラッガラで、穴場だよね~、という話をしておきたい。




閑散

たまたまちょうどテレビで流れていた、成田山は今年も初詣客で大賑わいというニュースを横目に、
「え~本当に行くの~?」混んでるのも寒いのも嫌だな~と言いながら、
友人に無理やり連れていかれた。友人宅から徒歩10分の円覚寺。

円覚寺に到着するも、あれれ?人がいない。
12月31日から1月1日に移り変わる、その劇的な時間帯だというのに、人がいない。

その時間、成田山であれば、寺の門にたどり着くまでに長蛇の列。寒い中1時間待ちは必至なのに。
円覚寺の初詣客はまばら。平時の観光客よりもさらにずっと人が少ない。
これは、すいてて嬉しい!しかも拝観料不要。出入り自由。

山門もこの通り。が~らがら。

並ぶことも、ほぼほぼ待つこともなく、仏殿に到着。
お賽銭を入れて、「明けましておめでとうございます」と仏さまにご挨拶。

除夜の鐘

辛うじて人混みとなっていたのが弁天堂。
国宝の除夜の鐘が鳴り続いていました。

うへ~、これ登るの?マジで行く?と躊躇しながら、鐘の音につられて140段を登りきる。

弁天堂では、まさにちょうど、お経が唱えられている真っ最中でした。ありがたい。

お経が終わると、お堂からお坊さんがぞろぞろと出てこられ、

丁寧に、一打ずつ国宝の鐘をついていかれました。

引き続き、なぜか地元消防団の方々がわさわさと鐘をついていました。

年が変わる大事な時間帯での訪問なだけに、
お経が聞けたし、お坊さんたちが突く鐘の音も聞けたし、寺と消防団の意外な関係性も拝察できた。
ありがたや~。




まとめ

成田山の場合は、江戸時代の宣伝戦略が功を奏して、たくさんの人を呼び込む一大名刹になったと聞いている。
現在、初詣に大勢の参拝客が成田山に押し寄せるのも、元をただせば宣伝戦略の賜物なのだ。

かたや円覚寺は、新勝寺に並ぶというより、より由緒ある名刹だと思われる。よくわからないが、たぶん。
江戸時代どころか、鎌倉時代から有名なお寺だと思うし…。

そんな有難いお寺であるにもかかわらず、円覚寺の初詣客は極小。
の~んびり、いつもの寺巡りよりもさらにゆったり、
優雅に初詣ができるなんて、お得感が高いね~。
おすすめランチに引き続き(鎌倉のおすすめランチ!円覚寺「安寧」)、またもや円覚寺贔屓の巻でした。