布マスク考

わたしはマスクが大の苦手である。できればしたくない。
しかし、with コロナも2年目に入り、こんなわたしでも、いやおうなしにマスクと付き合っている。
どのマスクが良いのか、ちょっと考えてみた。


不織布と肌荒れ

最初はあまり考えずに、普通に、不織布マスク一択だった。
なぜならば、ほかの選択肢を知らなかったから。

ところが、with コロナが継続するにつれ、頬が痛くなってきた。
といっても、わたしは基本的にナマケモノで引きこもり気味なので(仕事は完全オンライン)、マスクを着用するのは1週間に数回、延べでせいぜい3時間くらいのものなのだが…。

もともと肌が弱いうえに、肌の経年劣化と、冬の乾燥が加わって、頬骨のあたりが摩擦に耐えられなくなったらしい。
このまま不織布マスクをし続けると、頬にこんなシミができるのは時間の問題👇

これはいかんと、布マスクを物色し始めた次第です。

ウレタンマスク

加えて、最近整骨院に通うようになった。
マスクをしたまま施術を受けるわけだが、うつぶせで枕に顔を押し付けるとき、不織布マスクをしていたら、死ぬかと思った。息ができないいいい。

整骨院に行くときはウレタンマスク一択なのだ。

第三派の感染爆発に抗するには、ウレタンマスクは心もとない。高性能な布マスクが必要なのだ。

マスクの性能比較

マスク性能の指標にはいろいろあるようですが、
ウィルス対策にはPFEの数値が重要ならしいです。エアロゾルにはこれ。
さもなければVFEに注目すべし。
他方、BFEは花粉症の予防において、より注目すべきものらしい…。

中外工機HPより


最近は、高性能な布マスクがいろいろ出始めているようですが、
布マスクの有名どころは、ユニクロのエアリズムマスクと、海老蔵のハイドロ銀チタンソフトガーゼマスク防御フィルター入りでしょうか。
それらと、PITTA、そして不織布マスクの性能を比較してみた。


抽選問題で話題になったシャープの不織布マスクは、やはり、すべての指標において優秀。安心安全。

その点、同じ不織布でも、私が持っている中国製の格安マスクは、どれも、なんの数値も書かれていない。え~~、せっかく肌に負担をかけて使っているのに、ウイルス対策は怪しいの~~~??

PITTAは予想通り、ウィルス系の指標には無言。

それに比して、海老蔵マスクはかなり優秀な数値を公言。お高いけど。

エアリズムマスクの数値は、微妙ですな…。肝心のPFEやらVFEの数値が提示されていないということは、それを調べていないか、調べても高い値が出せないってことなのかな~??
だとしても、BFE95%以上というのが医療用マスクの一つの基準ならしいので、
よくある、やや怪しいが「サージカルマスク」と銘打たれた不織布マスク程度の信頼性は期待できるのだと思う。たぶん。

使用感

さて、数値的には大変優秀な海老蔵マスクと、やや微妙なエアリズムマスクですが、
使用感を比較すると、圧倒的にエアリズムマスクに軍配が上がる。

左上:海老蔵マスク ふつうサイズ  右上:エアリズムマスク L
左下:海老蔵マスク 小さめサイズ  道下:エアリズムマスク M

エアリズムマスクは、顔にぴったりフィットする。とても息苦しい。
息苦しいということは、たぶん防御されているということなのだろうという安心感はある。
それでいて、ペロンとしていて持ち歩きにも便利。
わたしにはMサイズ(=ちいさめ)がちょうどよかった。

さて、海老蔵マスクは厚い。
上が海老蔵マスク、下がエアリズムマスク

生地が厚いせいか、顔にフィットしない。よって、それほど息苦しくない。たぶんダメなやつ。
ふつうサイズは大きすぎたと思い、小さめサイズも購入したところ、小さい!!鼻筋が押さえつけられて痛いし、そしてやはり顔にフィットしてない。隙間だらけ。

結局、海老蔵マスクは、顔にフィットする人は良いかもだけど、私の場合は隙間ができるという理由から、ウィルス防御効果はPITTAなみのような気がする…。

まとめ

今後もっとよい布マスクがたくさん出てくると思う。
第一に肌に優しくて、第二にウィルス防御も高く、第三にお安ければ尚可。

当面は、考察の結果、エアリズムマスクが最善だな~。
肌あたりはまあまあ、とりあえず医療用マスクの性能はクリアしており、とてもお安い。

主流はエアリズムマスクとして、
密な場所に赴くときはシャープ、あるいは同様に性能の確かな不織布を、
整骨院に行くときはPITTAを着用、で決定!