武蔵一之宮対決!

武蔵の一之宮には、「我こそは」と三社が名乗りをあげているそうな。
事情はいろいろあるようですが、おそらく小野神社が本来の一之宮なのでしょう。
でもやっぱし、平安の人も、江戸の人も、令和の人も、大國魂神社や氷川神社の方が社格が上だと感じるし、そのようにランク付けしたくなるんだろうな。
今回は、そんな三社を訪れてみた。


安定の氷川神社

氷川神社は初めて訪れた。というか、そもそも大宮に初めて訪れた。
駅を降りてから参道までの道のりも広々していたけど、
参道もすごく広くて立派。のんびり散歩ができる。いい街だなあ。

鎌倉の八幡様の参道を、広くして、観光客をごっそり消したような感じ。
広ーいまっすぐの参道を優雅にのんびり歩くと、大宮さま=氷川神社にたどり着いた。

これ以降は撮影禁止なんだって。写真はここで終了。
大宮の氷川神社は、堂々の風格で、心が浄化された。良い気がみなぎっている気がする!!

ところで、しかし、ここ数年訪れてきた、相模の一之宮(寒川神社)と常陸の一之宮(鹿島神宮)と比較するならば、並みかなあ💦
氷川神社はもちろん素晴らしいし、アクセスも便利だし、散歩コースとしては申し分ないのだけど、
鹿島神宮はなんてったって歴史的にも空間的にも規模がすごい!(鹿島神宮でパワーチャージ!
寒川神社はさすがの神奈川、演出が洒落ていて満足度抜群!(パワースポットな寒川神社でフルコース
それに比べると氷川神社は(そして次に紹介する大國魂神社も)、規模もサービスも普通。アクセス良しの都会のオアシスである。普段使いの散歩コースとして秀逸!!

そして、神社と言えば天ぷらそば。

豪勢な大國魂神社

府中も初めて訪れた。
町の中央に広い参道がある、豊かな感じが、大宮と似ている。
都会のど真ん中であっても、大きな神社を擁する街はこのようなものかと感心した。


大國魂神社は、氷川神社よりも少し広い気がするが、どうだろうか…

敷地内にはたくさんの小社があり(氷川神社もそうだけど)、建築物がゴージャスな神社だった。お金を持っていそう。

スピリチュアルな感じは、観光客(参拝者)の多さのためか、
氷川神社ほどには、心がリラックスしなかった。
なんとなく、赤坂の日枝神社に似ている気がした。
スピリチュアリティというよりは、都会の歴史探訪てきな。

ランチに利用した府中テラスがすごくよかった。

バルサミコ、バジルソース、ドレッシングと、ソース使いが嬉しかったのと、
なによりも、なぜかとってもリラックスした。お値段も大変リーズナブル。
また府中に行く機会があったら、リピ決定。

小野神社

そして本命の小野神社。
聖蹟桜ヶ丘という素敵な名前の駅で降りて、神社に向かうのだけれども、
これまでの広い豊かな参道とは大違い。

車道沿いの狭い道をくねくねと歩いて、
小さな公園を抜けてたどり着く。


たしかに、「武蔵國一之宮」と書かれている。


いや、素敵な神社だよ。朱色がとてもきれい。
でもねえ、鎮守の森なんかも、地元の八幡様よりも貧弱なかんじ。
なにしろ小ぶりなんだね。

町全体が神社を中心に構成されているような大宮や府中とは異なり、
小野神社の場合は、「ここがメインだぞ!」感があまりにも薄い。

平安時代からこんな扱いだったんだねえ、たぶん。
しかしそれだけに、参拝者も誰もいないし、自分だけのもの的な愛着は持ちやすいかも。

武蔵の民として、ここが本物の一之宮であること、しかと心に焼き付けました!

まとめ

武蔵の一之宮を標榜する3社を訪れた。
初めて訪れた大宮と府中が、意外にも豊かな街であることを知った。
大宮はその名のとおり神社のまち。
府中もその名のとおり国府のまち。(国府の敷地はいま神社にとって代われらたので、すなわち神社のまちでよいでしょう!)
大きな神社を中心に構成された街は住みやすそうだ!
そんな感じで、小野神社と他2社の違いがよーくわかった。