秋晴れにラスト・ラン。自転車で目黒川を下るプチ冒険!

むかし、シカゴからニューオリンズまで、ミシシッピー河沿いを車で下ったことがある。
4人と犬一匹、ハックルベリーフィンの冒険(南北戦争の時代)に思いをはせての、心に残る素敵な思い出!!

ところで、昨日、わたしは世田谷区某所から目黒区某所まで、目黒川水系を自転車で下りました。
短い距離だけど、テヘ😆

2.5kmのみちのり、道程を明確には把握してなかったけれど、なにしろ川を下れば到着するはず。
あえて地図で調べずに、川を信じて走ることにした。


自転車、乗らないんだよね

自転車はDAHONのボードウォーク。
十数年前に、マイクロソフトかなんかの景品であたった(応募した覚えがないのだけど)
軽くて可愛いのでちょっと嬉しかったのだけど、自転車乗らないね~。

日本は(というか東京は?)、自転車を気持ちよく走らせる環境が整っていない。

道路交通法上、自転車では車道を走ることが原則ですが、わたしの走行テクでは歩道しか走れない。
すみませんお邪魔しますと、歩行者をよけながら歩道を走るのは後ろめたい。

目的の場所に到着しても、常に駐輪場が整備されているわけでもなく、ときには「ここに止めるな」的な場所に駐輪するはめになったり、ならなかったり…。わずらわしい。

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そんなこんなで自転車が出動する機会はあまりなく、ボードウォークは十数年の間、ほぼほぼわが家の駐車場に係留されたまま。
出動回数は全部で10回を超えただろうか?活躍の場がないままどんどん朽ちてゆき、廃棄処分かな~と心苦しく思っていた。

ある日友人が、ちょっと自転車を始めてみたいけど、乗るかわからないし、試しに中古を譲ってくれる人いないだろうかと言うではありませんか。
「はい、はーい!!! わたしわたし!!」

ボードウォークの活躍の場が見つかった!!嬉しい。ありがとう。
ほんとうに相当のお古ですが、ぜひ残りの寿命を活かしてやってくだされ🙇



ラスト・ランで川下り!

最低限の修理を終え復活したボードウォークを友人の事務所までデリバリー。
川を下ってのプチ冒険に、いざ出発。


北沢川を下る
ちなみに、北沢川は暗渠されており、そこにみえる地表の水の流れはフェイクです。
落合下水処理場から処理水を引っ張ってきて、環七で放流している世田谷区の親水事業。
しかし、フェイクせせらぎはビオトープを形成し、野鳥も飛来する。
あれ~川って何だっけ??何が本物で何が偽物なんだろう??


烏山川と合流
北沢川と烏山川の合流地点。
ミシシッピー河でいえば「ケイロ」。航行の難所、文化の分岐点ですな。
どこに行っても合流地点はロマンがあるなあ。この先、水の流れは「目黒川」とよばれるよ。

国道246号

え~~~!もうはや246??
プチ冒険というか…、まだ10分も走ってないかも…。


ザ・目黒川
246を超えると、いわゆる「目黒川」らしい風景。
もうすぐお別れだね。ボードウォーク、最後の雄姿をパシャリ。


とうちゃーく!

川を信じて走るプチ冒険は、迷うこともなく、一瞬で目的地に着いちゃった。あっさり。
今回のプチ冒険でわかったこと。
歩いていたら気が付かなかったけど、川沿いは海に向かってくだり坂。
わたしはほとんどペダルをこいでいない。ゴーカートのようにひたすら進んだだけ。
水がかってにくだっているのだから、自転車もかってにくだるのだわさ。

おんぼれボードウォークちゃん、新しい持ち主にけがをさせぬよう、もちょっと気張って活躍してね!!



冒険の後の一杯

冒険のあとの一杯はうまい!
このあたりはカジュアルにこじゃれた店が多くて、ボードウォークが似合いそう!



帰りはバスで。
バス待ちの間、愛すべき東京のカオスをパシャリ!

ラスト・ラン、とても楽しかった!!